先輩職員インタビュー総長室教学改革課 酒井 翔平
自身の頭で考え抜き、決断に主体性を持つこと
私は中途採用ですが、大学生を取り巻く就活のハウツーや社会人の情報には偏りや本質からズレた内容も多く、それが原因で自身の可能性にバイアスをかけてしまったり、社会人生活で躓いてしまうケースを多々見てきました。英語が話せれば憧れの海外畑でかっこいい仕事ができるなど、その多くは幻想で、現実は究極に泥臭く、語学ではなくストレスとの戦いであったりします。そんな時に「誰かにどこかで聞いた話」が自分の(就職先等の)決断軸になっていた学生は、躓いてしまいます。だからこそ自身の頭で考え抜き、その果てで決断をし、その決断に主体性を持たせることが重要です。決断の質が違えば、同じ困難にぶつかってもそこで得られる経験値やその壁の打開意欲に大きな差が出てきます。そしてこういった力を養成する機会の提供は大学の1つの役割で、まずは大学がそういった存在として1人でも多くの学生から認知し期待してもらうことが重要だと考えています。これらの考えに強く共感してくれた立教学院に魅力を感じました。
ステークホルダーとの関係を通して立教の魅力を高める仕事
立教大学のステークホルダーに関係する業務がメインになります。具体的には、保証人の皆様を中心に本学の理念や戦略、教育内容や就職状況などをご理解頂くことを目的とした会(全国で計26回)の取り纏めや、本学と同様にキリスト教(聖公会)に基づく教育理念を共有している高等学校との発展的な関係構築(協定書等の締結も含む)、学生のキャリアに資することを目的とした企業の方々によるご講演の依頼やプロモーション、その他にも企業から資金提供を受け、学生を中心とした本学のリソースで同企業が抱える問題の解決を目指す受託事業や、大学が発刊している雑誌の執筆など、業務内容は多岐に渡ります。これらの業務を行う上での醍醐味は、業務が多岐に渡るが故に様々な方とお話できるチャンスがあることです。組織の内側にいてはブレてしまいがちな、ステークホルダーが期待する立教大学の姿や立ち位置をダイレクトに知れることも、大きな面白さの1つです。
高い意識性と実行力を持った職員と共に
部署を跨いだメンバーで、新潟の国際大学やアメリカの大学(ケント大学、ケニオン大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校)を訪問?視察しました。帰国後、「国を背負う人々の意識や能力は高いね」とか「アメリカの大学はすごいね」と圧倒されるばかりではなく、スピード感を持って留学生向けの様々な企画を立ち上げ、大学の組織構造の改変や海外視察研修のコンテンツを提案するなどしました。その時に、視察によって得られた知見や危機感を、すぐに学内に還元する意識と実行力を持った職員と共に仕事ができていることを実感し、嬉しく思いました。
応募を検討中の方にひとこと
「在学生に期待される大学」
この先、大学間競争の激化の中で、より重要になる視点だと思います。 一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。
この先、大学間競争の激化の中で、より重要になる視点だと思います。 一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。
ワーキングスタイル
8:50 | 出勤、メールチェック |
9:00 | 教育懇談会の会場について業者とMTG |
10:00 | 受託事業における企業ご担当者様とMTG、(聖公会)関係高校との協定書の草案作成、執行部とのMTG |
12:00 | ランチ(大学の周りにはおいしい飲食店がたくさんあります) |
13:00 | 課内MTG |
14:00 | 講演をお願いする企業とのアポイントのため外出 |
16:00 | 海外視察メンバーでのMTG |
17:00 | 既存業務の効率化?改善等について上司に打診、相談 |
18:30 | 退勤(友人と食事へ) |
※記事の内容や所属等は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。